神道学科

学科概要

神道学科で学ぶこと

日本の神話や古典、文学、言語、歴史、思想、宗教などの幅広い視野から、現代に息づく日本の精神文化の由来と展望を究明。こうして日本の文化と精神性を継承し、発展に貢献できる人材の育成をめざします。

学科概要

4年で神職資格の取得が可能

祭式作法、祝詞作文、祭祀概論、有職故実などを学ぶ「神職課程」を修了すれば、4年間で神職階位(神職の資格)が取得できます。

約7割が社家以外の学生

神職を志すのは社家(世襲神職の家)の学生だけでなく、近年は一般家庭の学生も増加中。現在、神道学科学生の約7割が一般家庭出身です。

神宮のお膝元で学ぶということ

年間1400万人の参拝者を集める日本人の心のふるさと、伊勢の神宮の祭典や行事などにも積極的に参加し、日本文化の根源を肌で感じます。

皇學館ならではの実践的な授業

全国の神社で行われる神務実習や、故実に則った祭式を学ぶ授業、さらに雅楽、能楽など、日本文化を体感する授業が充実しています。

伊勢神宮のお膝元で、日本の伝統文化の真髄に触れる

学科Topics

教室で学ぶだけではありません。 多彩な学びを通して成長します。

フィールドワーク(研究旅行)

毎年、各ゼミはそれぞれの研究内容に合わせてユニークな研究旅行を行います。

●加茂正典ゼミ

平成26年度は東北地方に研究旅行。福島県浪江町の震災地、多賀城趾、塩釜神社、中尊寺を経て、遠野、八幡平まで足を伸ばした。被災地の現状を確認すると共に、復興に尽力される地元神社の神職の活動に感銘を受けました。また、東北の古社寺、古蹟を巡り、その文化と歴史に思いを馳せました。

加茂正典ゼミ

●河野訓ゼミ

平成27年度はベトナムを訪れ、自然や歴史、文化、宗教などにふれ、異文化を体験しました。16世紀から日本人も住んでいた古都ホイアンには日本人の残したという日本橋や華僑の種々の寺院があり、交易が盛んだった頃の面影がありました。4世紀のヒンドゥー教遺跡が残るミーソンや、都として栄えたフエの王宮、荘厳を極める帝廟などのほか、世界自然遺産のハロン湾や壮大な鍾乳洞も訪れて大自然を満喫しました。

河野訓ゼミ

●菅野覚明ゼミ

平成27年度は北海道に旅行し、戌辰戦跡、北海道開拓史跡、開拓地の神社などで見学、研修を行いました。

菅野覚明ゼミ

●松本丘ゼミ

平成26年度は、山陰方面に旅行し、但馬・丹波・丹後各国の一宮を巡拝し、神社の長い歴史に思いを馳せました。

松本丘ゼミ

●木村徳宏ゼミ

平成26年度の木村ゼミは、九州・山陰地方に赴き、天孫降臨神話・出雲神話ゆかりの地を巡るフィールドワークを実施しました。
高千穂神社での夜神楽見学、平成の大遷宮を終えられたばかりの出雲大社での本殿拝観、美保神社では青柴垣神事・諸手船神事について体感的に学修しました。また、神話の世界だけではなく、太宰府天満宮・竈門神社では「100年後のスタンダード」を指向する革新的な発想に基づく授与所・社務所を見学させていただき、現代における神道教化についても学修しました。

木村徳宏ゼミ

神道学会フィールドワーク

神道学科の学生と教員で構成される神道学会では、毎年フィールドワークを実施。実際に足を運び、参拝・見学することで、神道の知識を深めます。平成27年度は宇太水分神社(奈良県)を訪れ、正式参拝、国宝の本殿を拝見し、さらに宝生寺(同)に参詣しました。

神務実習

長期休暇中、学生たちは熱田神宮(愛知県)、八坂神社(京都府)、大神神社(奈良県)、太宰府天満宮(福岡県)、砥鹿神社(愛知県)などで神務実習を行います。実際に装束を身につけ、神職の仕事を体験します。

講演会

毎年学外の著名な研究者や宮司を招き、講演会を行っています。平成27年度は東京大学大学院人文社会系研究科の頼住光子教授をお招きし、「日本思想の中の「無常」」と題する講演を拝聴しました。

コース紹介

神道学コース

社家の出身者・一般家庭の出身者ともに、神職に必要な教養と技能を修得。
将来の神社界のリーダーとして、日本の本質と魅力を正しく継承し、広く発信できる神職をめざします。

神道学コース
神道学コース
何を学ぶのか
  • 日本の歴史と神道の本質
  • 皇室の祭祀と伝統
  • 神社の起源と展開
  • 神社祭祀とその思想
  • 神道と諸宗教
どう学ぶのか
  • 神道を講義や講読から学び、少人数の演習によって自らテーマを決めて調べることで神道にアプローチする
  • 神宮・神社での実習を通して神職としての精神や技能を体得する
 
将来の進路
  • 神社界・教育界
  • 公務員・企業
  • 大学院進学
  • 将来の神社界のリーダーとなる神職を育成します

神道学科の就職・資格についてはこちらでご覧ください。

日本文化コース

社家の出身者・一般家庭の出身者ともに、神職に必要な教養と技能を修得。
将来の神社界のリーダーとして、日本の本質と魅力を正しく継承し、広く発信できる神職をめざします。

日本文化コース
日本文化コース
何を学ぶのか
  • 神道と日本文化
  • 日本の歴史と思想
  • 日本の宗教と法律
  • 日本人の生活と信仰
  • 日本の伝統文化の形と心
どう学ぶのか
  • 日本の伝統文化を講義や講読から学び、自ら調べ深める
  • 少人数の演習で日本の伝統文化に各自のテーマでアプローチする
  • 日本の伝統芸能や技芸を体験し、日本人らしさを身につける
 
将来の進路
  • 公務員・企業
  • 神社界・教育界
  • 大学院進学
  • 一般社会においてリーダーとして活躍できる立派な日本人を育成します。

神道学科の就職・資格についてはこちらでご覧ください。

講義の特色

講義の特色
講義の特色
講義の特色

祭祀概論 [加茂正典]

祭祀の実態と本質について学ぶ

神祇令条文、延喜式の神祇関係条文、儀式の神祇関係儀の解読をもとに、朝廷、神宮の年中恒例祭祀と臨時祭祀の実態を復元・解説するとともに、祭祀担当官司である神祇官の機能と役割についても学びます。

宗教学概論 [河野訓]

世界の宗教を知ろう

世界には仏教、キリスト教、イスラム教の三大宗教のほか、日本の神道やインドのヒンドゥー教、中国の道教などさまざまな宗教があります。宗教学概論では神様の捉え方、もっている世界観や人間観などをわかりやすく解説します。

神道神学 [白山芳太郎]

神道の神学を理解する

神道は、人が、また国家から町村や家にいたる共同体が、敬虔に、伝統的な方法で神々を祭ってきた営みです。そこにおのずから神学が備わります。その伝統的方法を探り、その正しい姿を確かめつつ神道の神学を明らかにしていきます。

神道学演習Ⅰa[松本丘]

神道思想の根源を古書に探る

江戸時代前期の儒学者・林羅山による「本朝神社考」の講読を行います。本書は神社の由緒に仏教的説話が多いことを嘆いた羅山が神社の本質を明らかにしたもので、神道思想の根源を知る上で大いに参考になる書物です。

日本文化学演習Ⅰb [菅野覚明]

武士道から日本の思想文化を理解

外国人にとって日本の思想文化の代名詞といえる「武士道」。本講義では、武士道に関する代表的な文献(葉隠、武道初心集、甲陽軍鑑など)をとりあげ、その主要部分を抜粋して精読します。

祭式及び同行行事作法Ⅰ[木村徳宏]

神社祭式における作法を修得する

神社本庁制定の「神社祭式行事作法」に基づき、祭祀における礼法である作法の意義・沿革について講義し、その実技を修得します。基本の作法を理解した上で、さまざまな行事の演習に進みます。このほか装束のつけ方や祝詞の奏上など、実践的な学修も行います。