就職者VOICE(平成26年度)

そして、社会の最前線へ。

今年も、数多くの先輩たちが、続々と夢への切符を手にしています。そんな先輩たちに、就職内定を勝ち取るためにどんなことを学び、その結果をどのように就職活動に活かしたのかを聞いてみました。

神職養成部のサポートで幼い頃の夢がかなった。
平成26年度就職者
文学部 神道学科
新西 悠慶さん
神社 太宰府天満宮

Q1. 進路を決めたきっかけと、今後の目標を教えてください。

幼い頃から神職である父を見てきましたし、地元の太宰府天満宮の付属幼稚園に通い、幼い頃より神様への崇敬心が養われたと思います。また、「鬼すべ神事」や「神幸式大祭」など神社独特の行事に参加する機会にも恵まれました。そんな環境の中、神職さんの姿を見て幼心にかっこいいと思い、いつしか私も神職になりたいと思うようになりました。奉職後は、皇學館大学で学んださまざまな知識や祭式の作法などを存分に活かし、一生懸命ご奉仕するつもりです。そしてお世話になった人たちに感謝の心を忘れず、日々成長できるよう頑張ります。そして将来、参拝された方々が清々しい気持ちになっていただけるような神職をめざします。

Q2. どのようなサポートや制度を活用しましたか?

神職養成部の方から、面接の仕方や履歴書の書き方など、就職活動で必要なスキルを丁寧に指導していただきました。また奉職した後、社会人として必要なビジネスマナーなども親切に指導していただきました。こうした機会を通して、就職活動に対する気持ちを高めていくことができました。神職養成部は、私にとってとても心強い存在でした。これから神職をめざす人は、神職課程の勉強をするだけでなく、せっかくですから神職養成部に頻繁に顔を出し、いろんな話を聞くべきだと思います。

Q3. 就職活動成功のポイントを教えてください。

奉職には、神職の資格が必要不可欠です。そのためにも、神職課程の講義や神社実習を1年生の時から一つひとつ積み上げていくように学びながら、神明奉仕の心構えを身に付ける事が出来ました。その結果、4年生では明階総合課程を履修し、大学で取得できる最高階位の明階を目指すことができました。神宮実習を始めとして、すべての実習単位を修得したことは、就職活動先の高評価につながっていると思います。

「教員」から「営業職」へと方向転換。トップセールスの営業レディをめざす。
平成26年度就職者
文学部 国文学科
中村 寿子さん
企業 SMBC日興証券

Q1. 進路を決めたきっかけと、今後の目標を教えてください。

最初は教員を志望していましたが、就職に関連する特別講座を受講して営業職の難しさと楽しさを知り、また説明会でさまざまな企業の存在を知ることで、多くの人と接する営業の仕事がしたいと思うようになりました。そこから一般企業への就職活動を始め、証券会社から内定をいただきました。就職はゴールではなく、単なるスタートです。社会人になって、いろんな壁にぶつかることもあると思います。でも何事もポジティブに考え、自分自身が成長していけるよう努力します。そしていつか、トップセールスの営業レディになりたいと思います。

Q2. どのようなサポートや制度を活用しましたか?

2年次の夏休み、本学でMOSの講座を受け、WordとExcelの資格を取得しました。就活で迷ったときには、就職担当の先生に相談もしました。しかし、私にとって一番大きかったのは、3年次の就職に関連する特別講座でした。就活が始まるまでの約半年間で、自分では気づかなかった強みと弱みを知り、「突き抜ける体験」をしたり、面接練習やグループワークの練習などを通して、万全の準備をして就活に臨むことができました。

Q3. 就職活動成功のポイントを教えてください。

就職に関連する特別講座を受講したことで「突き抜ける体験」ができたことです。私は1年次からコンビニでアルバイトをしていましたが、その頃から「クリスマスケーキの予約件数を前年より伸ばす」という目標を立て、1年目・2年目とクリアしてきました。3年次に特別講座を受け、もっと予約件数を増やすにはどうするかを自分で考え、地元の企業に飛び込みで営業をかけました。その結果、3年目のクリスマスシーズンには前年の2倍の予約件数を記録し、自分でも驚きました。こうして工夫しながら常識の枠を"突き抜けた"経験の積み重ねが、就職活動に前向きに取り組む大きな自信につながりました。

異文化理解を学んだ経験をグローバル企業で活かしたい。
平成26年度就職者
文学部 コミュニケーション学科
福田 千晶さん
企業
ファーストリテイリング(ユニクロ)

Q1. 進路を決めたきっかけと、今後の目標を教えてください。

最初、ユニクロへの就職なんて、自分にはとても無理だと思っていました。しかし就職に関連する特別講座で仕事に対する心構えを学び、自分自身の考え方、就活への取り組み方も変わりました。講座の先生に背中を押してもらわなければ、エントリーシートすら送っていなかったでしょう。ユニクロはチャレンジする会社。私も早く店長になり、その後はチャンスがあれば海外事業にも関わっていきたいと思っています。

Q2. どのようなサポートや制度を活用しましたか?

就職担当には、面接やグループワーク、グループディスカッションなど、多くの練習の機会を用意していただきました。また授業では、ソーシャルスキルやマナーを学ぶ場も多く、ビジネスマナーや社会人としての心得も身につけることができました。そして何よりも、コミュニケーション学科で留学生と接し、意見交換をする中で異文化理解について学ぶことができました。これは、ユニクロに入社してから多国籍の人々と交流する機会も増えるはずですから、大いに役立つに違いありません。

Q3. 就職活動成功のポイントを教えてください。

就職に関連する特別講座で、面接の時に自分をアピールできる話題を用意しておくことの大切さを教わりました。私の場合、アルバイトをしていた居酒屋の売り上げを前年度比150%に伸ばすという目標を立て、達成できたことがアピールできる話題になりました。また、自分が興味のある会社だけでなく、これまで知らなかった企業の説明会や面接などにも積極的に参加し、就活中の多くの学生と交流し、情報を共有したのも大きなポイントでした。

10年、20年後、変化する世界の最先端で仕事をしてみたい。
平成26年度就職者
文学部 コミュニケーション学科
根村 悟司さん
企業
ソフトバンクグループ

Q1. 進路を決めたきっかけと、今後の目標を教えてください。

もともと携帯電話に興味があり、携帯電話の会社を中心に就職活動をしてきました。いくつかの企業から内定をいただき、どの企業に進むか悩みました。就職担当の人たちや友人などに相談し、納得いくまで話し合った結果、携帯電話だけでなく幅広い事業を手がけているソフトバンクならやりがいも大きく、そして自分に合っていると確信しました。目標は、同期入社の中で一番になり、最短で昇進すること。そして10年、20年後の世界を見据え、変化する社会の最前線で仕事をしていたいと思います。

Q2. どのようなサポートや制度を活用しましたか?

就職活動を始めたのは、やや遅かったのですが、就職担当の方から、面接に必要なマナー指導やグループディスカッションなどの面接練習などをしていただきました。同時に、自分の足りない点も厳しく指摘していただき、短期間で大きく成長できたと思います。特に面接などで、きちんと筋道を立てて話すことの大切さを学びました。自分にとって当たり前のことが、相手にも当たり前とは限りませんから。

Q3. 就職活動成功のポイントを教えてください。

私は特別な資格も持っていませんし、SPIの対策も受けていません。最も重視したのは個別の企業説明会です。応募するかしないかに関わらず、多くの説明会に参加して話を聞くことで、自分に合った企業を見つける可能性もあります。説明会では話をただ聞くのではなく、聞きながら志望動機を考え、ノートにメモしました。聞いたばかりの情報をもとに考えたため、自分の意見を効果的にまとめることができました。またグループディスカッションでは、積極的にチームのまとめ役になり、みんなの意見を聞いた上で自分のアイデアも付け加えるように心がけました。

多くの人からの応援のおかげで大好きな近鉄に決まりました。
平成26年度就職者
文学部 国史学科
中西 葵さん
企業 近畿日本鉄道

Q1. 進路を決めたきっかけと、今後の目標を教えてください。

私は卒論のテーマを「国鉄と近鉄の企業比較」にするほど電車が好きでした。また、昔から女性の運転士さんや車掌さんを見て「かっこいいなあ」と憧れていたこともあり、近鉄で働くことが夢でした。就職したら懸命に勉強して、まずは一日も早く車掌になれるように頑張ります。それと同時に、今まで私を支えてくれた多くの人に少しでも恩返しができるよう、"ご縁"を大切にしながら、立派な社会人になりたいと思います。

Q2. どのようなサポートや制度を活用しましたか?

面接対策や面談などで就職担当をよく利用しました。就活中、私は面接試験で思うような結果を出せず、周囲の学生が内定をもらう中で焦った時期がありました。でもアドバイザーの先生から「自分のペースで、自信を持って、自分らしく頑張って!」と励ましていただき、それで気が楽になって本番の面接に臨むことができました。また就職に関連する特別講座にも参加して、今まで知らなかった職種についても理解が進み、自分が変わるきっかけになったと感じています。

Q3. 就職活動成功のポイントを教えてください。

最も力を入れたのは面接対策でした。私は人前で自分の意見を話すことが苦手だったので、まず面接の雰囲気に慣れるため、就職担当で何度も練習をさせてもらいました。質問への受け答えはもちろん、入退室の仕方など、普段の生活の中ではあまり意識していない細かいマナーも実践的に身に付けることができました。いざ本番で緊張しないためにも、面接の練習はしっかりしておくと良いと思います。

早めの自己PRの作成が自分を見直す機会になった。
平成26年度就職者
文学部 国史学科
有瀧 浩成さん
企業 第三銀行

Q1. 進路を決めたきっかけと、今後の目標を教えてください。

以前は金融にまったく興味がありませんでした。しかし金融関連の仕事をする叔父に話を聞く機会があり、その中で金融機関が中小企業に投資をすることで地域経済の発展に貢献できることや、職員も資格を取得すればどんどん成長できるといった話を聞き、金融業界に興味を持つようになりました。そして4年生の4月から、本気で金融業界をめざして就職活動を開始し、内定をいただきました。卒業後は、たくさんの人とコミュニケーションをとりながら、第三銀行の名に恥じないよう、責任のある行動をとっていきます。

Q2. どのようなサポートや制度を活用しましたか?

就職担当室では、進路相談はもちろん、履歴書の添削、面接の練習などをしていただきました。特に最初の自己分析によって、自分がどういう人間かを把握し、自己PRを作成するのは自分を見直す良い機会になりました。自己PRはどの企業を受ける場合も重要なので、早めに準備しておいて正解でした。また面接の練習では、入退室の仕方はもとより、私の姿勢の悪さや声の小ささを徹底的に指導して頂きました。そのおかげで、実際の面接は胸を張って堂々と臨むことができました。

Q3. 就職活動成功のポイントを教えてください。

普段からの就職対策講座の活用が重要です。ここで外部の講師や卒業生から話を聞けたことは、とても役に立ちました。面接対策講座は、一度だけ利用しました。専門の講師が話すマナーや服装、面接への心構えなどは、就職担当で行う面接練習と比べるとはるかに厳しく、驚いたことを覚えています。合同説明会は、県の内外にかかわらず積極的に参加し、興味を持った企業のブースには何度も足を運びました。こうして疑問に思ったことを何でも質問することが、知らないうちに面接の練習になっていたのだと思います。

就職支援室やゼミの先生、そして友人が背中を押してくれた。
平成26年度就職者
教育学部 教育学科
本弘 大祐さん
企業 日本郵便

Q1. 進路を決めたきっかけと、今後の目標を教えてください。

私は大学の3年生までは保育士志望でした。しかし4年生になって真剣に進路を考えるようになると、「生まれ育った津の街で、地域に貢献できる仕事を通して社会人として成長したい」という思いが強くなってきました。どうするべきか迷い、家族や友人、ゼミの先生、就職担当の先生などにも相談しました。そして多くの人から背中を押していただき、地元に貢献できる企業への進路変更を決断し、日本郵便に就職できました。私は窓口勤務になるので、常に笑顔でお客さまと接し、多くの方から愛される人材になりたいと思っています。

Q2. どのようなサポートや制度を活用しましたか?

就職担当では、過去に先輩が経験した企業面接の質問や試験内容などを閲覧できるため、私は企業研究や、自分が受ける企業の対策のために活用しました。就職アドバイザーは親身になって相談に乗っていただきましたし、落ち込んでいたときも励ましていただき、本当に助かりました。さらに面接の前には、本番さながらの練習もしていただきました。こうした就職担当のサポートのおかげで、面接は緊張することなく、いつも通りに臨むことができました。

Q3. 就職活動成功のポイントを教えてください。

私が受験した企業はwebテストによる選考だったため、専門の参考者や過去問題を繰り返し解きました。面接で気をつけたのは、身なりと言葉遣い、そして笑顔。とにかく面接は第一印象が大切なので、どんな時も笑顔で、そして「ありのまま」の自分でいることを心がけました。就職活動全体で反省点をあげるとすれば、保育士から一般企業に進路変更するのが遅かったため、大学が主催する各種の対策講座に参加できなかったことです。今から考えれば、保育士をめざす人が聞いてもためになる内容だと思うので、保育士をめざす人も積極的に対策講座に出て、就職活動の基本を学ぶべきだと思います。

就職対策講座を受けて、企業選びの視野が広がった。
平成26年度就職者
現代日本社会学部 現代日本社会学科
大井 将吾さん
企業 井村屋

Q1. 進路を決めたきっかけと、今後の目標を教えてください。

幼い頃から野球が大好きで、将来はスポーツ関連の企業に就職したいと思っていました。現代日本社会学部でも「スポーツによるまちづくり」を卒業研究のテーマに選びました。しかし就職対策講座を受講してから企業選びに対する視野が広がり、就活中は"スポーツ振興に積極的な企業"という視点で企業選びをしました。その中で出会ったのが井村屋でした。将来は、スポーツに関連する企画があれば、積極的に自分をアピールしていこうと思います。

Q2. どのようなサポートや制度を活用しましたか?

就職担当では、エントリーシートの書き方や面接での受け答えなど、就活について一から丁寧に教えていただきました。資料室にある先輩の就職体験記などの資料は、自分の就活を反省するだけでなく、企業研究の資料としても役に立ちました。またゼミの笠原先生にも、エントリーシートの添削、SPIの対策などで、懇切丁寧に指導して頂きました。

Q3. 就職活動成功のポイントを教えてください。

面談とエントリーシートの添削は、こまめにしてもらった方が良いと思います。私の場合、一人の先生ではなく、複数の先生に見ていただいたことで、さまざまな角度から自分を客観的に見つめられるようになりました。また皇學館大学が伊勢にあるため、面接試験では伊勢神宮や式年遷宮について質問されることも多かったのですが、大学の授業で学んだことや、初穂曳きなどに大学の行事として参加させていただいた経験を交えて、きちんと答えることができました。

1年次から教職支援担当を利用し、親身に支えてもらった。
平成26年度就職者
教育学部 教育学科
廣瀬 千子さん
教員(小学校)
名古屋市

Q1. 進路を決めたきっかけと、今後の目標を教えてください。

小・中学校の頃、私が辛い経験をしていた時、先生をはじめとする周囲の大人に助けられたことを今でも覚えています。ですから今度は私が子どもを支える側になりたいと思い、教員をめざそうと思うようになりました。皇學館大学で4年間学んだことで、採用試験に合格することができました。でも、これはゴールではありません。将来は常に子どもに寄り添い、無償の愛で子どもたちを包んであげられるような先生になりたいです。そのために、これから毎日一生懸命勉強していこうと思います。

Q2. どのようなサポートや制度を活用しましたか?

私は1年生の頃から、教員採用試験に向けて教職支援担当の論作文指導を受けていました。担当の先生には、とても親切丁寧に私の論作文を指導していただきました。また早くから顔と名前を覚えていただき、面接練習に行った時などにも多くの方から優しい言葉をかけてもらえるようになりました。おかげで、気持ちを強く持てるようになりました。

Q3. 就職活動成功のポイントを教えてください。

教職支援担当の先生や職員の方は、本当に素晴らしい人柄だと思います。採用試験の直前、私は自信をなくしてとても情緒不安定になった時期がありました。その際なるべく友達と話してストレスをためないようにしていたのですが、そんな時でも教職支援室の教職員の方から声をかけていただき、悩みを聞いてもらうことで気持ちが前向きになったことが何度もありました。これから教師をめざす人は、教職支援担当を上手に活用すると良いと思います。

柔道部と教職課程を両立できたのは教職支援担当のサポートのおかげ。
平成26年度就職者
文学部 国文学科
髙橋 章人さん
教員(中学校・国語)
三重県

Q1. 進路を決めたきっかけと、今後の目標を教えてください。

高校生の頃の先生との出会いがきっかけでした。その先生は私のクラス担任ではなかったため、私を見ている時間は決して長くなかったのですが、当時の私の少しの変化に気づいて声をかけていただきました。その時、初めて「先生から見てもらっている」ことを嬉しく感じました。私もその先生のように、生徒をしっかり見て成長をサポートできる先生になりたいと思いました。将来は、大学でも4年間続けてきた柔道の指導を通じて、人として、柔道人として社会に必要とされる人材を育成したいと思います。

Q2. どのようなサポートや制度を活用しましたか?

1年生の時、初めて教職支援担当を利用しました。教員になろうと漠然と考えていた私に、教員採用試験の具体的なスケジュールとともに、準備をいつ始めれば良いか、どの課外講座を受ければ良いかなど、具体的に教えていただき、とてもありがたく思いました。以来、進路についての相談や、面接練習、教員採用試験対策の過去問題の利用など、教職支援担当の先生からはいろんなサポートをしていただきました。

Q3. 就職活動成功のポイントを教えてください。

私は週に6日、柔道部で稽古をしていたので、他の人と比べて採用試験の勉強の時間を確保するのに苦労しました。そこで教職支援担当の過去問を何度も繰り返し解いたり、支援担当から届くメールに必ず目を通すなど、常に教員になるんだという意識を高く持つように気をつけました。また、大原学園と連携して行われた「教員採用試験特別対策講座」は、とても効果的に勉強ができたと思います。こうしたさまざまなサポートのおかげで、私は部活をしながら教員採用試験に合格することができました。

多くの先生に支えられて、教育学部でない自分が教員に。
平成26年度就職者
文学部 国史学科
岡本 和樹さん
教員(中学校・社会)
和歌山県

Q1. 進路を決めたきっかけと、今後の目標を教えてください。

将来、教員になれたらいいなあと漠然と思っていましたが、「絶対になる」と強く思っていたわけではありません。しかし教育実習や、教員として働く先輩といろんなことを話すうちに、絶対に教員になるという強い気持ちが生まれました。また4年間を通して指導していただいた多田先生も以前は高校の教師をしておられたため、現場の経験談を聞くことができたことも大きな要因になったと思います。

Q2. どのようなサポートや制度を活用しましたか?

私は教育学部ではなかったので、授業で教職教養を学ぶ機会は多くありませんでした。ですから、教職支援担当の過去問題や、「教員採用試験特別対策講座」がとても役に立ちました。また、ゼミの多田先生の「社会科教育法」という授業では、いろんな学生が作成した指導案を見ることができました。自分には発想できなかった多彩な教え方を学んだことが、教育実習で実際に教壇に立つ時にとても参考になりました。また深草先生がおっしゃっていた「知識を教える方法より、歴史を好きになってもらう方法を考えなさい」という言葉は、教師をしていく上で私の重要なテーマになりました。

Q3. 就職活動成功のポイントを教えてください。

大学では普段から目上の方と話す機会が多く、敬語の使い方や、正しい日本語を意識していたことが面接の練習になっていたと思います。また1・2年次は寮に入っており、毎月の神宮参拝などの行事があるたびにきちんとスーツを着ていましたし、学内で開催された「スーツの着こなし講座」などにも参加しました。こうして普段からスーツを着慣れているということも、実は教育実習や面接で緊張しないために重要だったと思います。

講座の内容を独自にまとめた2種類のノートが合格の決め手。
平成26年度就職者
教育学部 教育学科
前田 佐知子さん
教員(幼保) 四日市市

Q1. 進路を決めたきっかけと、今後の目標を教えてください。

大学の授業で「模擬保育」の発表をした時、友人と相談しながら準備し、発表できたことで大きな達成感を得られました。また保育・幼稚園実習で、担当の先生の指導を見学させていただき、また、子どもたちと接するなかで、仕事の大変さを知りました。同時に、子どもたちの成長を感じられるという喜びがあることも知り、保育士になろうと考えるようになりました。将来は、仕事がどんなに忙しくても一人ひとりの子どもを見つめ、子どものことを第一に考えられる保育士になりたいと思います。

Q2. どのようなサポートや制度を活用しましたか?

教職支援室を頻繁に利用しました。学生一人ひとりの話に誠実に耳を傾け、悩んだ時には相談に乗り、時には背中を押していただける支援室の先生方には本当に助けられました。面接練習でも地域ごとに異なる面接の傾向を調べ、それに合わせた練習をし、きめ細かい対応をしていただきました。また専門試験対策用の東京アカデミーの講座と、一般教養試験対策用の大原学園の講座を両方とも受講。どちらもポイントを押さえた分かりやすい内容で、とても役立ちました。

Q3. 就職活動成功のポイントを教えてください。

学外講座を受けた日の夜、必ずその日に学んだ内容をまとめて専用のノートを作り、再び問題を解くようにしました。また間違いやすいところは「知識ノート」にまとめ、何度も繰り返して勉強しました。試験が近づくと、そのノートを見返すだけで自信がわいてきました。授業の空き時間はピアノ練習室で練習したり、幼児研究部会や子育て支援活動「ぴよぴよ」にも積極的に参加。こうした小さな努力の積み重ねが、教員に必要な実践力として身についたのではないかと思います。

たくさんの人に助けられて、公務員になる夢がかなった。
平成26年度就職者
現代日本社会学部 現代日本社会学科
山口 舞さん
公務員
三重県庁(福祉職)

Q1. 進路を決めたきっかけと、今後の目標を教えてください。

3年生の秋頃、大学で学んできた福祉の知識を活かせる仕事がしたいと思い、本気で公務員をめざそうと決めました。でも、具体的にどんな仕事があるかはイメージできませんでした。そこで、三重県が主催する採用試験説明会や障がい関連のボランティアに参加して仕事につながる経験をしていきました。そのなかで、三重県の「福祉技術職」という仕事を見つけました。これは、児童相談所などで、障がいのある子どもを持つご家族などの不安な気持ちを受け止め、サポートするという仕事。この仕事を通して、将来は利用者が必要とする支援ができる社会福祉士をめざします

Q2. どのようなサポートや制度を活用しましたか?

3年次の秋から始まる公務員講座や、就職対策講座を利用。当時、私は公務員になると決めていましたが、本当にこの進路で大丈夫かと何度も不安になりました。そんな時、就職担当の先生や、学部の先生によく相談しました。就職担当ではいつでも気軽に話を聞いていただけます。また公務員1次試験対策で、独学は難しいと思ったため、問題集と公務員講座を利用しました。2次試験対策では大原学園と就職担当、ゼミの先生に加え、おしごと広場みえでも個人面接や集団討論の練習をしました。小論文や個人面接のための面接カードは、先生や友人に手伝っていただきました。本当に多くの人に助けられ、夢を叶えることができました。

Q3. 就職活動成功のポイントを教えてください。

公務員をめざすと決めたからには、公務員のことをよく調べないまま受験するのが嫌でした。だから公務員試験に合格した先輩や就職担当の方などから、公務員の仕事について何度もお話を伺いました。また公務員試験の勉強で分からないことは、大原学園の先生にも質問しました。さらに、授業で最も役に立ったと思うのは「相談援助演習Ⅲ」。医師や看護師など、医療を学ぶ他大学の学生と一緒に利用者の支援方法を考えることで、福祉・医療に関わるさまざまな職種の役割を理解するとともに、職種による視点の違いや、連携して福祉・医療に取り組むことの大切さを学ぶことができました。

究極の面接対策は、生活習慣の見直し。
平成26年度就職者
文学部 国史学科
木崎 雄斗さん
公務員 三重県警察

Q1. 進路を決めたきっかけと、今後の目標を教えてください。

幼い頃から警察官になるのが夢でした。でも、本気で警察官をめざそうと思ったのは3年生の5月頃です。4年生の先輩が就職活動をしている姿を見て、自分には何の職業が向いているのだろうと考え、やっぱり幼い頃からの夢だった警察官になりたいと思いました。また、自分が所属していた田浦ゼミの先輩に警察官がいて、先生からよく話を聞いていたことも、進路選択に大きな影響がありました。将来は刑事の試験に合格し、県内で起こる事件を一つでも減らし、三重県に住む人たちが安全・安心に暮らすことができるように頑張ります。

Q2. どのようなサポートや制度を活用しましたか?

就職担当の方には、履歴書の書き方や面接の練習などでたいへんお世話になりました。私は一般企業の採用試験も受けていたので、合同説明会の案内や、募集を開始した企業の情報などをスピーディに教えていただき、とても助かりました。また警察官志望の学生のために、警察署の方に来ていただき、面接の練習もしていただきました。とても緊張しましたが、まるで本番のような雰囲気で練習ができました。こんな体験ができたのも、本学の就職担当ならではだと思っています。

Q3. 就職活動成功のポイントを教えてください。

就職活動で最初に重視したのは、生活習慣の見直しでした。面接の際、いくら自分の良さをアピールしようと思っても、日頃の自分の生活態度などは隠しようがありません。ですから、常日頃の生活の中で挨拶や言葉遣い、服装などを見直すことから始めました。特に面接で最も大切なのは第一印象ですから。そしてもう一つ、私は公務員講座を受けず、すべて独学で勉強しようと決めていました。しかし受講した友人は、みな「重要なポイントが分かりやすい」と言っていたので、公務員をめざす人は、ぜひ公務員講座などで対策しておくことをおすすめします。

授業にきちんと出ることも就職活動成功のポイント。
平成26年度就職者
現代日本社会学部 現代日本社会学科
石井 優樹さん
公務員
三重県市町立小中学校職員

Q1. 進路を決めたきっかけと、今後の目標を教えてください。

授業の一環で三重県庁のインターンシップに参加した時、教育委員会で「小中学校事務」という仕事があることを知りました。この仕事は、学校づくりなどを通して子どもたちの成長に貢献する、とても重要な仕事。将来は、いろんなことを勉強し、学校をただ「教育だけの場」にするのではなく、学校が「地域の拠点」として機能できるようにして、子どもたちや保護者、そして先生たちも、全員が笑顔で過ごせる場所になるようにお手伝いをしたいと思っています。

Q2. どのようなサポートや制度を活用しましたか?

最初、就職担当は模擬試験の申し込みに行ったくらいで、あまり積極的には利用していませんでした。しかし採用試験の時期になって、思うような結果が出せず、もう後がないなかで民間企業と公務員を併願するか迷っていた頃、就職担当の方から励ましの言葉をいただき、とても気持ちが楽になったことを覚えています。就職担当にはたくさんの資料がありますし、過去の先輩たちが面接でどんな受け答えをしたかなども残されています。これから就職活動をする人は、絶対に有効活用するべきだと思います。

Q3. 就職活動成功のポイントを教えてください。

皇學館大学では、多くのことを学ぶことができました。特に現代日本社会学部では伝統・文化、政治・経済、福祉・現代社会など、さまざまな分野を広く深く学びました。どのような話題でも自分の意見を述べられるのは大きな強みだと思います。また日本の伝統文化である「礼法」や、スティーブン・コビーの『7つの習慣』をテキストとして使用する「現代日本演習Ⅰ」など、ユニークな授業もたくさんあります。こうした授業をきちんと受けたことが、就職活動成功の最大のポイントかも知れません。

大切なのは早いうちに目標を決め、長く、無理なく勉強を続けること。
平成26年度就職者
現代日本社会学部 現代日本社会学科
藤原 万凛さん
公務員
明和町役場

Q1. 進路を決めたきっかけと、今後の目標を教えてください。

大学1年の時、地元・明和町のお祭りに初めて参加しました。たくさんの人と接するうちに、その場にいた全員から、町を愛している気持ちがひしひしと伝わってきました。その瞬間、私はこんな素敵な人たちが暮らしている地元のために働きたいと思いました。そこで1年の秋学期には「明和町役場に就職する!」という目標を立て、3年間がんばってきたつもりです。将来は、今よりもっと多くの人に愛され、たくさんの人が訪れたくなるようなまちづくりの仕事に関わっていきたいと思います。

Q2. どのようなサポートや制度を活用しましたか?

就職担当に置いてある合格者報告書は、2次試験対策に役立ちました。先輩のレポートには、面接会場の机の配置まで書かれていて、本番もその通りだったので緊張しなくてすみました。また職員の方はとても親切で、私の空き時間に合わせて全員が相談に乗ってくれました。模擬面接で「明和町の政策に基づいて回答するといいよ」というアドバイスをいただいたことも、面接の準備をするなかでとても役に役立ちました。

Q3. 就職活動成功のポイントを教えてください。

1年次の秋から毎日、1次試験の問題を150問だけ解くのを日課にしていました。早く終わっても、それ以上は勉強しません。これは中学の頃に教えてもらった勉強法で、長く、無理なく勉強を続けるには最適の方法です。3年生になってからは、独学では難しい「数的処理」の勉強のため、大原学園の公務員試験対策講座を学内で受講。本番が近づいてからは、対策講座の復習や、試験問題をひたすら解きました。大切なのは、早いうちに目標を決め、地道に問題を解き続けることだと思います。