文学部 世界を見渡す視野の獲得は、日本を理解することから始まる。

学部長メッセージ

文学部は「役に立たない」!?

 大学進学というと「医学部」や「教育学部」などといった卒業後の進路を見据えた学部選びが一般的で、中学・高校時代の得意科目、特に文系科目を深めようとする学部選びは、「役に立たない」などと敬遠されがちです。しかし、それならなぜみなさんは、中学・高校の6年間、国語や歴史といった文系科目を勉強し続けてきたのでしょうか。それは「多様な人間の文化的営み」を知らなければ、社会に出て行くことができないからなのです。
 皇學館大学の文学部は、特に「日本人の文化的営み」にこだわり、神道・国文・国史・コミュニケーション学科という4学科からなっています。中学・高校時代の文系科目をさらに深める学部ですので、中学・高校教員への就職も多く、神社界はもちろん、図書館司書・博物館学芸員などにも、多くの優れた人材を輩出してきました。
 文系科目は役に立つ!
 みなさんがその先輩達の後に続いてくれることを、楽しみにしています。

岡野 友彦 文学部長・教授

【専攻分野】
日本中世史

【主な研究・著書】
『家康はなぜ江戸を選んだか』
『中世久我家と久我家領荘園』
『源氏と日本国王』
『北畠親房―大日本は神国なり―』
『院政とは何だったか』
『戦国貴族の生き残り戦略』

文学部 学びの特色

日本の歴史と文化に根ざす学問

日本の神話や古典、文学、言語、歴史、思想、宗教などの幅広い視野から、現代に息づく日本の精神文化の由来と展望を究明。日本の文化と精神性を継承し、その発展に貢献できる人材の育成をめざします。

日本から世界に発信する人材を育成

日本の精神や伝統・文化について学んだ成果を、社会や世界に発信する力を身につけます。同時に、異文化についても積極的に交流・研究を進め、相互理解の関係を構築する能力の育成にも力を入れています。

多面的に日本を学ぶ4学科を設置

日本の歴史と伝統分野に生きる先人の英知と普遍の価値を、神道、国文、国史、コミュニケーションの4学科で多面的に学修。専門知識を修得すると同時に、それらの根底にある日本人としての教養を養います。

多彩な教員免許の取得が可能

皇學館大学では、これまで全国に約6,600名の教育者を輩出してきました。文学部でも小学校から中学校、高等学校、さらに司書教諭まで、多彩な教員免許状の取得が可能です。

学科一覧