伊勢志摩百物語~名木・奇樹を訪ねる~
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- 21 -朝熊ヶ岳天の岩戸への侵入入口「鳥居」恵利原の水穴五十鈴公園オオシマザクラ1232鳥羽市→伊勢神宮伊勢神宮朝熊駅伊勢志摩スカイライン志摩市↓相まって清涼感に溢れています。 「天の岩戸」が舞台となった天岩戸伝説についてお話しします。天照大御神の弟の須す佐さ之の男おの命みことの悪行に困り果てた大神が機屋で織物を織っていたときに、須佐之男命が皮を剥いだ馬を投げ入れたことで1人の織女が驚いて死んでしまいました。これに大神は衝撃を受け、岩屋に引き籠られました。天照大御神は日の神様であった為、天上界である高たか天まが原はらと地上界の葦あし原はらの中なかつ国くには暗くなり闇に包まれたことにより、様々な悪い事が起こるようになりました。そこで、八や百お万よろずの神は、天の安河原に集まり、相談をしました。知恵の神様である思おもい金かねの神かみの案で、八や咫たの鏡かがみと八や尺さか瓊にの勾まが玉たまを作り、祝詞を読んだり、占いを行ったり、様々な儀式を行いました。そして天あめの宇う受ず賣めの命みことが面白おかしく舞を踊ったことで、八百万の神が大笑いし、そのことをあやしく思った天照大御神が少し外の様子を覗いた時に、待ちかまえていた天あめの手た力ぢから男おの命みことにより岩戸から引き出されました。大神が岩戸から出たことで高天原と葦原中国に光が戻りました。 以上が神話の内容でありますが、恵利原の「天の岩戸」の麓のオオシマザクラ■アクセス伊勢市駅前より三重交通 [70] 宿浦行天の岩戸口まで31分。下車し徒歩で20分。■周辺の見どころ◉天の岩戸…古事記の中で天照大御神がお隠れになられた場所として有名。美しい自然は一見の価値あり。◉鸚鵡岩…語り場で話した声が岩を反射し、聞き場まで聞こえるという不思議な巨岩。「天の岩戸」の風穴など、生命力溢れる生き物が多くいることは、神様の恩恵を今も受けているようにも感じられます。(掛川 拓海)満開のオオシマザクラ
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