伊勢志摩百物語~知られざる小さな滝を訪ねて~
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- 18 - 大久保集落の西方、字あざ滝ノ上。太平山を水源とする溪流が滝ノ上において噴泉となり、硲はざま田川に落ち、宮川に注いでいます。大久保バス停から北西へと農道を少し歩き、木立に覆われた中を進んだ先に滝藪神社は鎮座しています。もとは右岸高台の上に御お滝たき社しゃとして祀られていましたが、明治41年に棚橋の内うち城き田た神社に合祀されたあと、昭和25年に地元の方々が弁天さんを安置し、滝藪神社として再建されました。弁天さんは、涌ゆう福ふく智ち山ざん国くづかじ束寺にあったもので、明治20年の「国束寺調書」に「弁財天堂 方三尺」と記されているとのことです。 国束寺の縁起について、明暦2年(1656)に藤堂藩士山中爲ため綱つなが著した地誌『勢ぜい陽よう雑ざっき記』には、「聖徳太子28歳の3月18日、皇太神宮の神勅により江州(近江)高嶋郡の白髭神社の霊木で本尊を彫刻し納めたことがはじまり」と記さ滝藪橋の上から静かな滝の音が聞こえてきます9.滝藪神社の御滝 (度会郡度会町)御滝さんOtaki in Takiyabu-jinja(Watarai town)A small waterfall named Otaki, is located within a thicket of trees.You can hear the sound of falling water quietly from Takiyabu Bridge.

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