WHAT
皇學館学生フューチャーセンター「皇學館みらい対話団」とは?
担当の池山先生のもと5名の有志メンバーが活動中です。
月1回程度、参加者が地域の課題について対話するセッションを開催、学生と社会人の垣根を超えて、「伊勢志摩の未来」を考えていきます。
メンバーが持ち回りでファシリテーター(進行役)を務め、テーマ設定や関係者との打合せ、準備、当日の運営を中心となって進めています。
STUDENTS Meets!
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地域の未来
文学部国史学科
3年
杉森 陸
文学部国文学科
3年
倉田 亜耶
僕たちの言葉に真剣に耳を傾けてくれる。
そんな人々のために何かをカタチにしたい。
正直言うと、伊勢があまり好きじゃなかったんです。だからこそ「地元のことをもっと知りたい」と活動に参加しました。セッションを進める上で心がけているのは、学生も社会人も分け隔てなく話せる雰囲気づくり。「正しい、間違っている」じゃなく、思っていることを自由に発言できる場にしたい。それだけに話が盛り上がって、みんななかなか帰らないのを見ると嬉しくなります。
これまで「公共交通機関」「空きビル有効活用」「地元食材」など、毎回テーマを変えて話し合いました。グループごとに意見がまったく違うのは、新鮮でおもしろいですね。今後は、その中で生まれたアイデアを、実際にカタチにしてみたいとも思っています。
最近では、「地元に留まって地域を支える仕事をするのもいいかな」と考えるようになりました。田舎だと思っていた地元も、見方を変えればいいところがたくさんある。この活動を通して、それに気づくことができたから。なにより僕たち若造の言葉に、真剣に耳を傾けてくれる人たちがいる。「ここでなら、自分のできることがきっとある」と感じています。
若い人たちが地元の未来について考えてみる。
そんなきっかけづくりができたら嬉しい。
最初は、友達に誘われて「参加者」としてセッションを体験。「学生主導で、こんな話し合いの場がつくれるんだ。自分もぜひやってみたい!」と、平成28年5月から活動メンバーになりました。次回のセッションは自分がファシリテーターを務める予定。好きな「旅」をテーマに「体験談や思い出を堅苦しくない雰囲気で話し合いたい」と先生に相談したところ、「会場をBar風にしてみたら?」とアドバイスをいただきました。チラシのデザインを工夫したり、ワイングラスを用意したり、流す音楽を考えたり。準備するプロセスも楽しんでいます。
セッションでは、社会人の方々の話がいろいろ聞けるので、学生とは違う視点を感じて勉強になります。また、以前はやりたいことを漠然と思い浮かべているだけだったけど、この活動に参加するようになって、自主的に実行できるようになりました。自分の成長を感じますね。
将来は旅行関係の仕事に興味があるので、「伊勢志摩の観光」もテーマに取り上げてみたい。なにより若い人たちが地元について考えるきっかけづくりができればいいなと思っています。