WHAT
皇學館大学「蔵物語」とは?
河崎町の古い町家、蔵、商店などを改装し、まちの活性化をめざす「伊勢河崎商家リノベーションプロジェクト」と、
玉城町産の豚肉のPRに取り組む「玉城産豚ブランド化プロジェクト」の学生がコラボレーションして、河崎町で開催されたイベント「伊勢河崎商人市」に「蔵物語」を出店。
他の部活やサークルの学生も参加して、玉城産豚串や伊勢うどんを提供し、ライブや写真展なども行ないました。
STUDENTS Meets!
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地域を元気にするイベント
文学部国文学科
3年
渡部 美帆
現代日本社会学部現代日本社会学科
3年
古布 廉
街づくりに関わって発見した地元の魅力を、
将来は自分らしく表現して伝えていきたい。
「古民家と新しいお店が同居している魅力や、絵になる風景写真をSNSで発信したら若者がもっと来てくれるかも」。街づくりに関わる方々は、そんなわたしの意見にも真剣に耳を傾けてくれるので、地域の人々と一緒に河崎を盛り上げているという実感がわきます。
「伊勢河崎商人市」への出店が決まったときも、「学生どうしが繋がればもっとなにかできるはず」と「玉城産豚ブランド化プロジェクト」に声をかけたんです。自分の所属する写真部とのコラボも実現。どんどん輪が広がりました。準備が思うように進まず心配でしたが、当日は多くの人々が伊勢うどんや豚串、写真展示などを楽しんでくれて、ほっとするとともに達成感を感じました。
三重県の出身なのに、実は最近まで河崎のことをまったく知らなかった。「身近にこんないいところがあるなんて」とびっくり!以前は県外での就職を考えていましたが、この活動を始めてから地元に残りたいと考えるように。言葉と写真という好きな分野で、伊勢志摩の魅力を伝えていきたい。そんな将来の道を探っているところです。
ちょっとしたことで自分の世界は変えられる。
このプロジェクトもそのきっかけのひとつ。
「玉城産の豚をどんな味で提供したら喜んでもらえるか」。「伊勢河崎商人市」への出店が決まってから、メンバーで何度も試作を重ねました。たどりついたのは、おなじ伊勢・二見浦産の「岩戸の塩」を使うこと。豚の味を引き立ててくれる、さらに地元ブランドとのコラボで付加価値も付けられると、満場一致で決定。何百本もの串打ちは大変でしたが、「さっぱりして脂っこくない」「甘くておいしい」とお客さまには大好評。「玉城産豚」の知名度アップにも繋がり、苦労も吹き飛びました。
他のCOC活動のメンバーと経験や知識を持ち寄って、新しいものを生み出すことにワクワクしましたね。リーダーを務めたことで、「まず自分が動かなきゃ」という自主性も養われた。出会った人々は、伊勢への愛に溢れていて温かい人ばかり。それまであまり好きではなかった地元に、以前よりずっと愛着が持てるようになりました。
ちょっとしたことで世界は広がります。やりたいことがあったら、まず一歩踏み出してみること。そんなきっかけが、この大学にはたくさんあるんです。