論文の作成過程
一般に、論文は次のような過程を経て書き上げられる。
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テーマの選択
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基本文献の読解
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文献リストの作成
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資料の入手
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資料の読解・分析
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仮説の提示
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アウトラインの作成
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執筆
ただし、この過程は一直線に進行するわけではない。(1)→(2)→(3)と進んで、文献リストを作成しているうちに、最初に考えたテーマの選択が不適切であったことに気づけば、再び(1)に戻って、テーマの選択をやり直さなければならない。
以下、それぞれの段階において、必要に応じて、以前の段階に立ち戻る必要がある。
特にテーマについては、(2)以後の作業を進めるに従って、次々と修正がなされるのが普通である。その修正は、テーマのより一層の限定という形でなされることが多い。
これらの各段階において常に同じようにパソコンが使用されるわけではない。
たとえば、(1)テーマの選択 に関しては、パソコンを用いる必要はまったくない。
(2)基本文献の読解 に関しても直接的には必要ない。ただし、その作業のための準備段階で、あるいは補助的な形でパソコンが利用される。
(7)アウトラインの作成、(8)執筆 などの段階ではパソコンはフルに活躍する。これこそ「電脳式」のメリットがもっとも発揮できるところである。
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