「広報いせ」特集記事制作プロジェクトとは?
伊勢市役所が発行する、地域の広報紙「広報いせ」。
「もっと若者にも読んでもらいたい」という目的で、
学生たちが特集記事の企画立案、取材、原稿制作までを手がけたプロジェクトです。
その取り組みが評価され、学内のコンテストでの賞や伊勢市から感謝状をいただきました。
その後も、「伊勢市を中心にした8市町」「自治体広報と大学生」という
ダブル連携を実現した特集記事が、全国初の試みと注目を集めています。
等身大の「若者目線」で、新しい地元の魅力を発信中です!
STUDENTS Meets!×地域の広報
文学部 コミュニケーション学科
3年
玉津 由梨
現代日本社会学部
現代日本社会学科 3年
湊 裕大
この活動が教えてくれた、情報を伝える楽しさ。
地元の「新しい可能性」を見つけるきっかけに。
この活動を通して、経験できたことがたくさんあります。一眼レフで写真を撮ったり、初めての街で取材したり。本を参考に、レイアウトの勉強をして、表紙のデザインも手がけました。情報をどうしたら魅力的にかたちにできるか。
大切なのは、紙面を見る人の気持ちになり、客観的に考えること。ものごとを「伝える楽しさ」を知り、自分は発信することが好きなんだと実感しました。
これまで田舎だと思っていた地元を、実はまだまだ可能性を秘めている地域だと見直すようにも。メンバーも増えたので、これからは伊勢を飛び出して、取材の範囲も広げていきたい!おもしろいものをつくるためには、まず自分たちがワクワクすることが大事だと思うんです。
ー 玉津 由梨
地域の一人ひとりの「声」を聞き逃さない。
その姿勢は、将来の仕事でもきっと活かせるはず。
特集で市のコミュニティバスを取材したときには、「揺れるのでしっかり手すりを持ってくださいね」とアナウンスする運転手さんの気遣いに感動。利用者との距離の近さを感じて、温かい気持ちに。
初対面でも「皇學館大学の学生です」と自己紹介すると、「孫も通ってるよ」など、心の扉を開いてくれる人も多く、改めて「地元に愛されている大学だな」と嬉しくなりました。
「広報いせ」を見た祖父母や両親の友人、隣町の高校時代の同級生からも反響があり、影響力の大きさにも驚きました。地域の人々の声を拾い、ニーズをくみ取り、新しいものやサービスを生み出していく。この活動で得たそんな力は、将来めざしている公共交通系の仕事に大いに活かせそうです。
ー 湊 裕大