本学は、神宮皇學館時代からの伝統を受け継ぎ、昭和37年再興以来教育寮として学生寮を置き、建学の精神に基づいた教育の効果を上げることを期してきました。
学生寮(男子の精華寮と女子の貞明寮)での生活は、師友間の礼節を重視しつつ、集団生活を通じて相互に助け合い苦楽を共にすることにより、社会性、協調性等、社会人として必要な人間形成等を目指しています。さらに、日々の規律ある生活を習慣づける日課の中に、学習時間を定めて日常の勉学を確保することによって、研究心、探究心を深め、学生の本分たる勉学に対する自覚も促します。
また、本学の学生として明るく楽しい寮生活を送ることと共に、クラブ活動や様々な大学行事の中心として活躍することも期待されています。寮生はこのような寮生活を通じて、建学の精神を学び、将来有為な人材に成長するものと期待されています。
以上のように学生寮は、学生として望ましい生活を送れるように配慮された、教育的な意義を有する寮で、大学の目標である人間性豊かな立派な日本人の育成や社会の各領域においてリーダーとして貢献できる人材の養成に資することを目指すものです。
学生寮への入寮は、教育寮として理解した希望者をもとに大学が入寮者を選考し、在寮期間は2年間です。
学生寮は、教授会の下にある学生寮運営委員会において決められる方針に基づいて運営されており、学生支援部職員である「寮長」「寮母」が各寮に原則として常駐し、日常の指導を行っています。 また、日頃接する機会の多い1・2年次のクラス担任教員が「アドバイザー」として、特に班単位での相談、助言を行っています。
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