明治15年、自由民権運動家の板垣退助は、反対派の男に襲われて大怪我をした。その時、彼が「板垣死すとも自由は死せず」と叫んだことが翌日の新聞に紹介された。ところが、後にこれは作り話だという説も流布した。
ところが、その場にいた当時の警察署員が書いた正式な報告書に、板垣が「吾死スルトモ自由ハ死セン」と言ったと記録されている。事実は明らかだ。大切なのは、史料に基づいて考えること。それが歴史を学ぶということなのだ。
普通はなかなか体験できない伊勢神宮の行事への参加をはじめ、学外でのフィールドワークは実に多彩。