キャンパスダイアリー学生生活

第12回「言の葉大賞」入賞作品の紹介

2022.03.18(金)

一般社団法人 言の葉協会が運営している「言の葉大賞」は800字の文字を通して、「読む」「書く」「聴く」「考える」「伝える」を学ぶことで、思考力・創造力・表現力を養いコミュニケーション能力の向上をめざした教育支援事業です。このコンクールは、手書きすることが応募の条件となっており、【小・中・高校の部】と【大学/専門学校】、【一般の部】に分かれています。

今年のテーマは「道」。応募総数26,453点の中から本学教育学部教育学科 中條敦仁教授のゼミ生で、奥田七海さん(4年)・亀井 端さん(4年)・瀧口 陽菜さん(4年)・兵頭 友里さん(4年)の4名が入賞を果たしました。瀧口さんは2年連続の入賞となります。

また、言の葉大賞を教育活動の一環として理解・活用している学校を顕影する「学校賞」も2年連続の受賞となりました。

例年、国立京都国際会館にて授賞式が開催されますが、新型コロナウイルス感染拡大の状況を鑑み、昨年に引き続き中止となりました。本来であれば授賞式で贈られる表彰楯や受賞作品集は本学に送付されました。

入賞作品は以下の通りです。

奥田さんの作品は「おかえりなさい」。小学校の下校時にボランティアの方からかけられる「おかえりなさい」という言葉。うまく返事ができずに、いつしか下校時間が嫌いになっていた奥田さん。ある日、ボランティアの方が話しかけてくれたことがきっかけとなり、楽しい時間となっていった様子を綴っています。

亀井さんの「トンネルを抜けて」は、現在のコロナウイルスによる我慢や不安な気持ちを、トンネル内では息を止め、どれだけ我慢できるかを競い合っていた子どもの頃のエピソードを通じて書かれています。出口の先の道を歩み、大切な人に会いに行きたいという願いを綴っています。

瀧口さんの「はじめの一歩」は、自分は何もできないからと諦め、進むべき道を閉ざしていた瀧口さん。教育実習で子どもたちから手紙をもらい、初めて自分の価値を見出した瀧口さんは「教師」になることを決意。夢を叶えるため「はじめの一歩」をふみだそうとする前向きな思いを綴っています。

兵頭さんの「同窓会」は、中学時代に通っていた道を、アルバイトのため7年ぶりに歩いて通っていると、友人と笑いあったこと、顧問の先生に怒られて泣いたことなど、中学時代の懐かしい記憶が昨日のことのように思いだされる「道」について綴っています。

次回、第13回「言の葉大賞」の募集テーマは「つなぐ」。募集期間は令和4年5月1日~9月30日まで。興味のある方は応募してみてはいかがでしょうか。

 

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