大学生テレビ局教育・学修支援
NEWS
- 令和2年1月31日
- 大学生テレビ局 皇學館大学TV 第70回「#伊勢を世界へ The Making of Take me to ISE,Japan! 」 が You Tube にアップされています。どうぞご視聴下さい。
- 令和元年6月25日
- 皇學館大学TV「先達のすヽめ」第30回 「鈴木健一 伊勢市長」、第32回 「散策舎 加藤優さん」、第40回 「皇學館大学 河野訓学長」 が You Tube にアップされています。どうぞご視聴下さい。
- 平成30年11月13日
- 皇學館ニュース No.15 第50回 全日本大学駅伝 皇學館大学 駅伝競争部 出場
- 平成28年6月30日
- 皇學館大学TVニュース No.12 安倍内閣総理大臣 皇學館大学来訪
大学生テレビ局について
皇学館大学 大学生テレビ局が制作した番組はこちらから視聴できます(無料)
映像を操る大学の強み
YoutubeやTikTok、誰もが映像で情報を発信できる時代となりました。そして、スマートフォンのカメラ性能の向上も著しく、気軽に高画質な動画の撮影も今では出来てしまいます。しかし、その撮影した動画を、目的を持って何かを伝えるために編集し、発信していくには専門的な知識や技能、そしてセンスが必要となります。皇學館大学は映像専門のコースを持たない文系の大学でありながら、この10年で映像を用いて大学独自の情報発信が出来る大学へと進化してきました。
その中心となるのが「皇學館大学 大学生テレビ局」です。
皇學館大学では平成26年以来10年間、地元のケーブルテレビ局の指導を受け、学生が地域を見つめ、その魅力を発信するドキュメンタリー番組や地域のキーマンに社会人の心得を聞く対談インタビュー番組などを制作し、県内外のケーブルテレビ局で毎月放送を行っています。大学生が番組の企画を立て、取材交渉を行い、撮影、編集までを学内の施設で行い、期日までに完成させます。
昨今、学生による映像制作は多くの大学が取り組んでいますが、プロのディレクターの指導の下、地域住民が視聴する機会の多いコミュニティチャンネルのレギュラー番組(番組名:皇學館大学 大学生テレビ局)として毎月放送されているものは全国的に見てもあまり例がありません。放送を前提とした真剣勝負の活動で学生はみるみるうちに鍛えられていきます。それは決して厳しさではなく、自分自身の手で何かをやり遂げたという達成感を経験できるからです。
大学生テレビ局の学生は、番組の制作過程での様々な体験を通して地域社会の活性化に貢献できる人材へと成長していきます。社会人として必要なスキル❶『学士力』(知識・理解、汎用的能力、態度・志向性、総合的な学習経験と創造的思考力)、❷『社会人基礎力』(「前に踏み出す力(アクション)」「考え抜く力(シンキング)」、「チームで働く力(チームワーク)」等)が、自然と身についていくからなのです。大学生テレビ局で活動した卒業生の多くは社会に出た後も、この経験を活かしてそれぞれの就職先で活躍しています。
「皇學館大学 大学生テレビ局」は開設10周年を迎え、今まで制作されたドキュメンタリー番組は110本を越えました。その全てが皇學館大学と地域との関りを記録する貴重な映像記録となっています。このプロジェクトに関わった学生のうち、ドキュメンタリー番組を完成・放送させた「大学生ディレクター」の数は47人(令和6年4月現在)になりました。中にはテレビ局や制作会社、出版社などで働く卒業生も出てきています。こうした先輩たちの積み重ねの結果、皇學館大学はクオリティの高い映像にて情報発信することの出来る全国でも数少ない大学のひとつになりました。
必要なのは技術ではなく「伝えたい」という気持ち
文系の大学である皇學館大学の学生に映像制作は難しいのではないか?そう思われるかもしれませんが、全くその心配はありません。参加した学生はあっという間に撮影・編集の技術を身につけてしまいます。それは、撮影・編集の技術が「伝える」ためのツールであると考えているからです。目的のための手段として使い始めてしまえば、そうした技術は驚くほど簡単に自分のものとなるでしょう。
皇學館大学を取り巻く伊勢志摩地域は、歴史・伝統・文化・自然・産業等において、豊富な資源を有しています。これらに着目し地域を紹介する番組制作の機会を設けて、学生が新たな視点から地域を見つめ直し、魅力を発見し、取材して、映像として世界に発信すること。そして、地域の課題に応える事の出来る中核的職業人の養成が「皇學館大学 大学生テレビ局」の活動で実現できると考えています。また、研究機関である大学の専門的・学術的視点と地元テレビ局の放送インフラを組み合わせることで、より高いレベルでの情報発信を地域に行うことが可能となります。その結果、取材対象となった地元自治体や地域住民・企業が、自信や誇り、やりがい等を感じて、地域活性化が促進されることも期待できます。
参加方法
大学の特命部隊 それが「皇學館大学 大学生テレビ局」
この「大学生テレビ局」の活動は、部活動なのか?ゼミなのか?CLL活動なのか?・・・よく質問されますが、それらのカテゴリーには属していません。しかし、その全てが複合した活動とも言えます。活動することで単位が取得でき、インターンシップの活動実績となり、場合によってはアルバイト料がもらえる。そんな、ちょっと不思議な活動です。映像によって大学の記録や情報を発信する、いわば「大学の特命部隊」と分類したほうが良いのかもしれません。
大学 地域の ありとあらゆる活動・人物にアプローチできる「頑張る人の応援団!」
大学生テレビ局の掲げるモットーは「地域で頑張る人を映像で応援する!」です。その目的を達成するものであればどんなテーマでも映像として残すための活動はスタートできるのです。地域の研究機関としての大学をテーマとするのであれば、その研究の中心となる先生への取材が可能ですし、活躍目覚ましい運動部の注目の選手にインタビューすることも可能です。地元企業の経営者、市町の行政のトップ、地域出身の著名人等、過去に取材した対象は多岐にわたっています。同級生から総理大臣まで取材の相手は自分たちで決めることが出来るのです。そして、大学生としてこの活動を通して得る事のできる人脈は必ずやあなたの将来への財産となるでしょう。
活動方法は自由自在 自らが計画を立てて実行する
9号館1階に映像制作を行う編集スタジオが2室用意されています。参加学生は授業の合間などを活用しながら作業を行っていきます。大半の学生が他の部活動やCLL活動にも参加していますが、しっかりと自らのスケジュール管理を行って大学生テレビ局の活動にも打ち込んでいます。学業との両立もしっかりと出来ている学生が皇學館大学の貴重な映像記録を残せるのです。
全ての学部学科の学生が参加可能
この活動には全ての学部学科の学生が参加可能です。さらには留学生も過去にドキュメンタリー番組を2本、言葉の壁を乗り越えて制作した実績もあります。出来ない理由を探すのではなく「どうしたら自分は番組を作れるのか?」を考えられる学生が自己実現を達成しています。
施設案内
プロも使用する最新の映像制作システムを導入
取材撮影に用いるのはハンドヘルドタイプのビデオカメラで4K撮影も可能です。ショットガンマイクロフォンや録音機能付き3chミキサーなど音声機器も充実、ドキュメンタリーからドラマまで、幅広い撮影に対応します。
映像の編集には、米国Apple社のMacProが8台用意されています。同社のFinalCutPro-XやAdobe社のCreative Cloudが全てのPCにインストールされ、抜群の環境にて最先端の映像編集ソフトを用いた編集が可能です。4K映像にも対応できるプロフェッショナルな映像制作の環境を有しています。皇學館大学 大学生テレビ局では学生が自由にこれらの機器を使い、各種映像制作を同時進行させることが出来ます。
経験豊富なプロによる直接指導で番組制作を学ぶ
番組の制作は地元ケーブルテレビ局のディレクターの指導を受けながら行います。放送スケジュールに基づき、企画の立て方、番組の構成、撮影およびカメラの操作、編集のやり方等を、経験豊富な現場のプロに習うことで、密度の濃い映像制作が体験できます。学生が考えた企画をどのようにしたら的確な映像として表現できるのかをアドバイスし、学生制作による番組を具現化していきます。
情報発信
制作した番組は地元ケーブルテレビ局で放送
この大学生テレビ局で制作した番組は、地元のケーブルテレビ局(ZTV伊勢放送局)より「皇學館大学 大学生テレビ局」というタイトルで平成26年4月より毎月放送されています。現在ではZTV津放送局ZTV東紀州放送局、松阪ケーブルテレビステーションエリアでも放送され、三重県の大半のエリアで視聴可能となりました。
また、ジャパンケーブルキャストによるCS放送チャンネル700をはじめ、和歌山県のZTV新宮放送局、ZTV日高川支局、京都府のZTV京都放送局、愛知県稲沢市の稲沢シーエーティーヴィー、兵庫県の神河町ケーブルテレビネットワーク、秋田県の大館ケーブルテレビ、由利本荘市CATVセンターなど多数のケーブルテレビ局でも放送され、総配信世帯は50万世帯を超えています。
皇學館大学 大学生テレビ局の情報発信は着実に放送エリアを拡大しています。
YouTubeで全世界へ発信
番組は地元だけではなくYoutubeを介して世界に発信します。中には英訳された番組もあります。
皇學館大学 大学生テレビ局が制作した番組はこちらから視聴できます。
チャンネル登録もよろしくお願いします。
皇學館大学 大学生テレビ局の活動は9号館1階で毎日行われています。興味のある学生、体験してみたい学生は気軽にお越しください、2年生以降からでも活動への参加は充分に可能です。あとはあなたのやる気次第、私たちと一緒に大学と地域の記録を映像として残しましょう。
企業・団体とのコラボレーションで映像ビジネスを実践
ここ数年、皇學館大学 大学生テレビの映像制作力のクオリティが認められ、年間を通じて大手企業・団体からの映像制作依頼が相次いでいます。こうした需要に応えるべく、大学も社会人基礎力を高めるビジネス実習の一環として捉え、積極的に取り組んでいくようになりました。ビジネスとしてお金を頂く代わりに責任を持って最後までやり遂げ、頼まれた映像を完成させる、打ち合わせ、企画、構成、撮影、編集、その一連のプロセスで学生は在学中から真剣勝負の仕事としての映像制作を経験し、クライアントからの要望を明確な形にする活動を行なっています。
今や皇學館大学 大学生テレビ局は社会人基礎力を高める学内屈指の鍛錬の場ともいえます。