キャンパスダイアリー学生生活

幼児・小学生向けプログラミング教室の開催【7月29日・30日】

2023.08.03(木)

7月29日・30日に「ちいさいおともだちのためのプログラミングきょうしつ」が本学で開催されました。伊勢市在住の幼児と小学生低学年を対象としたプログラミング講座で午前・午後の計4回を実施。伊勢市教育委員会の後援を受け、伊勢ITジュニア育成交流協会(西谷豊会長)と教育学部 大杉成喜教授の研究室との共催事業として実施。

 29日の午前の部には小学生(1年~3年)17名が参加。一人一台タブレットを使用し「ビスケット」(※)でプログラムを体験しました。魚やカニなどを子ども自身が描いた絵を画面上で動かすプログラムを考えました。大杉ゼミの学生たちが子どもたち一人ひとりをサポートすることで、子どもたちはあっという間にタブレットを使いこなし、自由な発想でそれぞれが違う動きをするプログラムを作成。仕組みがわかっていくことで、どんどん新しいことを工夫していく姿に、横でサポートする学生も子どもたちの思考の豊かさに驚いている様子でした。休憩時間も、学生と一緒にタブレットに向かいプログラムを楽しそうに行っている姿があちらこちらで見られました。

 

また、幼児を対象にした教室では「コード・A・ピラー」と呼ばれるイモムシ型のプログラミング玩具を使用。簡単に取り外しのできるパーツには前進・右折・左折・サウンドの4パターンがあり、パーツを組み合わせることでイモムシを動かすことが出来ます。まずは前進するパーツを取り付け、イモムシを自分たちが描いた絵の所に移動することが出来ると、子どもたちは嬉しそうに学生とハイタッチ。その後、障害物を避けながら右折、左折をするためにはどのパーツを取り付ければよいか、この距離を進むためにはどれだけパーツを繋げればよいかを自分で考え、何度も繰り返す姿が見られました。考えた通りにイモムシが動くと、子どもたちは保護者の方に嬉しそうに見せている姿が印象的でした。

大杉教授は「プログラミング的思考は様々な場面でみられます。それを上手に支援することで子どもたちの思考は深まっていきます。大学生も共に学ぶ良い機会となりました。」と述べていました。

 

※ビスケット 子どもや初心者向けに目で見て直感的にわかるように開発されたもの。文字を一切使わず、自分で描いた絵を「メガネ」と呼ばれるツールで動かすことができる。単純なプログラムからとても複雑なプログラムを作ることができます。大杉研究室では開発元のデジタルポケット社と連携して実践研究を行っています。

記事検索

月別一覧