キャンパスダイアリー学生生活

いせ国際交流日本語スピーチ大会【12月14日】

2024.12.17(火)

 12月14日、シンフォニアテクノロジー響ホール伊勢にて、「いせ国際交流日本語スピーチ大会」が行われ、本学から3名の留学生が出場しました。

 この大会は、三重県内で暮らしている外国の方々に、国際交流・多文化共生について、日本語で意見を発表する機会を提供し、市民の異文化理解と国際感覚の醸成を促すことを目的とし、今年で4回目となります。今大会には6つの地域から14名が参加し、本学からは中国からの留学生3名が参加。

 鄭彤(テイ トウ)さんは最初に発表。「海からのラブレター」と題したスピーチでは、中国の内陸部で育った鄭さんは日本で初めて海を見た時の感動と、郷土料理についてスピーチ。食べ物は海や土地からのラブレターのようだと語り、それらを未来に残すために自然を大切にする意識を持つことがもとめられると力強く語りました。

 4番目に登壇した寧致遠(ネイ チエン)さんは「伊勢で体験した日本文化」と題し、桜祭りや神宮参拝、能の体験を通じて日本の魅力や伝統文化の継承の素晴らしを感じ、中国の人たちにも日本文化の素晴らしさを知ってほしいとスピーチしました。

 6番目の発表者は朱蘭若(シュ ランジャク)さん。「日本人の思いやり」と題し、大学やアルバイト先で日本人の温かさや思いやり、細やかな気配りを感じた瞬間が多くあり、この経験から、周りの人に気を配ることや支え合うことの大切さを学んでいると思いを語りました。

 参加者は、企業で働く人や技能実習生、高校生など年齢も様々。どの参加者も日々の努力を怠らず、生き生きと発表する姿に会場からは大きな拍手と、感心する声がたくさん聞かれました。

 審査の結果、最優秀賞1名、優秀賞3名、特別賞1名が発表され、朱さんが優秀賞を受賞しました。今大会の出場に向けて指導にあたっていた濵畑靜香准教授(教育開発推進センター)は「本番までに練習を重ねたこともあり、多くの観客がいる前でも、3人は落ち着いてスピーチを披露してくれました。3月に日本に来てからまだ1年も経っていませんが、それぞれがさまざまな経験をし、考えたこと・感じたことをしっかり伝えてくれました。今後も日本語の勉強を頑張りつつ、充実した留学生活を送ってもらいたいです」と語りました。

 

左から 寧さん・鄭さん・朱さん

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