国語学・国文学コースの内容に加えて、法令で定められた国語免許取得に必要な「教科に関する科目」を履修する
コース紹介国文学科
コース紹介
国語学・国文学コース
上代から現代の文学作品を読解することで、国文学の歴史や作品、作者の背景を知り、日本語の構造や表現を身に付けるほか、書道や漢文学を通じた中国からの文化的影響などについて学びます。豊かな感受性と思考力、表現力を培うことで、言葉の持つ力を社会のなかで広く応用できる力を修得します。
- 何を学ぶのか
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- 幅広いジャンルと各時代にわたる作品の読解と解釈
- 国文学の歴史と思想
- 日本語の構造と変遷
- 的確な文章表現
- 作品に表現された日本人の精神性
- 文学と芸能との関わり
- どう学ぶのか
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- 一字一句を大切に読み、作品と言葉の意味を正しく解釈する。
- 研究文献などの読解を通して、人間の思考には多様性があることを知る。
- 作品研究や言語研究を通じて、方法の独創性を養う。
- 的確で美しい表現の方法を発表や論文執筆を通じて身に付ける。
- 資料を収集・分析し、作品や言葉の背景にある歴史・文化・精神を探る。
- 関係のある地域や都市、史跡などを探訪し、風土との関わりを考察する。
- 将来の進路
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- 国語の表現力を活かした企業人
- 言葉のプロフェッショナルとしてのマスコミ・広告出版
- 言葉の力で人々によりそう公務員
- 専門性を高めるための大学院進学
国語教育コース(中高教員)
中学校・高等学校の国語科教員や高等学校の書道教員になることを目標として、教壇に立てるようになることを目指します。学ぶことの楽しさを自らが知り、言葉への知的探求を続けることで、人に教える立場から国語学・国文学に関わり続けていくための力を身に付けます。また、正確な読解力と豊かな表現力を培うことで、それらを学校教育の現場で活用できる力を修得します。
- 何を学ぶのか
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- 中学校・高等学校の国語科に必要な専門的な知識
- 中学校・高等学校の国語科に必要な読解と解釈の応用
- 作文指導などに活用できる実践的な文章表現の方法
- 国語科教員に必要な実践的なプレゼンテーションの方法
- どう学ぶのか
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- 国語学(音声言語及び文章表現に関するものを含む。)
- 国文学(文学史を含む。)
- 漢文学
- 書道(書写を中心とする。)
- 将来の進路
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- 中学校・高等学校の国語科教員
- 高等学校の書道教員
- 小学校教員
- 専門性を高めるための大学院進学
書道・漢文学コース
さまざまな書体と書風を書きこなし、書によって思いを伝える「表現力」を伸ばします。書家として、書道の指導者として必要な知識と技術を確実に指導します。また漢文の読解力を身につけ、多くの漢文作品に触れることで中国文化やその日本への影響を学びます。
- 何を学ぶのか
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- 漢字書法
- 仮名書法
- 金石書法
- 書論
- 書道史
- 各時代の有名な漢文作品の読解と解釈
- 漢文の読解方法
- 日本と中国の文化的な関わり
- どう学ぶのか
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- 古典の臨書により結構法・用筆法を学ぶ
- 書体変遷の歴史や各時代の書風を学び、作品制作に生かす
- 書論や題跋から、書に対する作家の意識や時代的な背景を学ぶ
- 漢字を一文字ずつ正確に読むことで、漢文の読解能力を身につける
- 漢文作品とそれが書かれた歴史から、文化的背景を正しく理解する
- 関係する史蹟・文物に触れることで、中国の歴史文化との関わりを考察する
- 将来の進路
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- 高等学校の書道科教員
- 書家
- 中学校・高等学校の国語科教員
- 小学校教員
- 専門性を高めるための大学院進学
図書館司書コース
図書館の理念とその歴史、図書館サービスの理論と応用、情報資源の組織化と管理、書物文化と情報メディアの特性、本と人とを結びつけるサービス技術、地域文化の振興や情報活用を促すための方法や考え方など、図書館や書物を取り巻くさまざまなテーマを学ぶことで、図書館司書になることを目指します。
- 何を学ぶのか
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- 私たちの社会がなぜ図書館という社会的装置を必要としているのか
- 図書館の所蔵する情報資源の種類とその特性
- さまざまな図書館サービスの理念やその機能
- 利用者に効果的な情報サービスを提供するためのICTスキル
- 社会制度としての図書館を形づくるための法制度や各種ガイドライン
- 組織としての図書館を運営・維持するためのマネージメント理論
- 子どもの本が持つ特性や児童サービスの手法
- 文学情報を含むさまざまな地域資料のアーカイブや活用方法
- どう学ぶのか
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- 私たちの社会がなぜ図書館という仕組みを必要とするのかという存在意義を問い続ける。
- 利用者層を想定したさまざまな図書館サービスのあり方を学ぶ。
- 人類が長い年月をかけて生み出してきた東西さまざまな書物文化を知る。
- 読書研究や読者研究などの学びを通して、私たちがたどってきた読書の歴史を知る。
- 何らかの情報を求める人に対し、必要な情報を提供するための理論や技術を身につける。
- まちのなかに点在するさまざまな地域文化の情報を収集し、それらを活用する手法を身につける。
- 将来の進路
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- 図書館司書
- 学校司書
- 企業・団体の資料室
- 文化行政に携わる自治体職員
- 図書や図書館と関わる民間企業
国語・国文学コース
- 何を学ぶのか
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- 多彩な文学作品の読解と解釈
- 国文学の歴史と思想
- 日本語の構造と変遷
- 方言学の方法
- 的確な表現の方法
- 作品に見る日本人の精神性
- 文学と芸能の関わり
- 外国人への日本語の教授法
- 古典作品の用筆法・結構法
- 書道の作品表現法
- 書道史
- 有名な漢文作品の読解と解釈
- 読書と豊かな人間性
- 将来の進路
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- 中学校・高等学校の国語科教員
- 高等学校の書道科教員
- 小学校教員
- 図書館司書
- 学校司書
- 地域に貢献できる行政職員
- 図書や図書館と関わる民間企業
- 国語の表現力を活かした企業人
- 書家
- 大学院進学
国語科教員コース
- 何を学ぶのか
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- 定評のある文学作品と資料の読解
- 国文学の歴史
- 国語の構造と国文法の体系
- 音声言語
- 文章表現
- 国文学へ影響を与えた漢文作品の読解
- 漢文訓読の方法
- 書道史
- 書論と鑑賞
- 将来の進路
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- 中学校・高等学校の国語科教員
- 高等学校の書道科教員
- 小学校教員
- 図書館司書
- 学校司書
- 地域に貢献できる行政職員
- 図書や図書館と関わる民間企業
- 国語の表現力を活かした企業人
- 書家
- 大学院進学